2012年12月31日

ありがとうございました2012

残り1時間になった2012年の締めくくりです。

まずは先日のJコミFANディングでお申込み頂いた皆さまに厚くお礼申し上げます。
時間を掛けて、祈るような気持ちで…と思っていた企画でしたが、当日中に目標達成できたことは嬉しい驚きでした。
あれだけの応援を頂けたことに、ひたすら感謝しかありません。

FANディング以前に、2012年はJコミに参加させていただいて漫画描きとしての自分を改めて見ることができました。
そこに公開してある限り、初めて読んでくださるかたにも会えること。
自分が思っていたよりずっと多くの方々に応援をいただき、支えられていること。
昔から忘れずに居てくださったかたたちの存在を肌で感じたこと。


読んでいただくことが描き手にとってどれだけ大事かということ。


人は過去に作った未来への種を拾い上げて生きていくのだと思います。
それが芽を出さない種でも、違う方向に伸びても、意味を見いだすことができれば御の字。
誰しもマイナスの自分を持っていてそいつの影と戦わざるを得ないと思いますが、おかげさまで今年の分はうまいこと年末までにやっつけました。

苦しくも素晴らしかった1年の出来事。
関わってくださった全てのかたに感謝を込めて。
2013年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
   

2012年12月19日

JコミFANディングに参加します

本日12月19日に公開となった Jコミの新型ビジネスモデル、「JコミFANディング」に参加させていただきます。
詳細はこちら↓
内田美奈子PDFセット

リンク先に詳細がありますがこちらにもセットの内容を書いておきますね。

●内田美奈子PDFセット
3000円コース(100名まで)1~8まで
8000円コース(25名まで)1~10まで
2万円コース(5名のみ)1~10まで・内田&赤松先生と飲み会

(1)『BOOMTOWN』(全4巻)+幻の30話目
(2)『百万人の数学変格活用』(全1巻)
(3)『ナイフと封筒』(19p)(全1巻)
(4)『DAY IN, DAY OUT』(60p)(全2巻)
(5)未収録読み切り:『詞(コミュニケーション)』(28p)
(6)未収録読み切り:『無能力少年団』(28p)+カラーポスター1枚
(7)未収録読み切り:『麻雀仙人』(24p)
(8)未収録読み切り:『潜在』(6p)
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(9)未収録読み切り:『デス・ロードにて』:フルカラー読み切り(4p)
(10)直筆サイン入りハガキ(イラスト入り)



おすすめがーる
JコミFANディング・おすすめおねえさん

今回セットになっている未収録読み切り作品を読んだことがないかた、タイトルを見るのも初めてというかたは多いのではないでしょうか。
なにしろ私の作品は追いかけにくいところにヒッソリ掲載、というケースが殆どでしてorz

赤松先生も書いてくださっていますが(7)、(8)、(9)番については生原稿は既に紛失、ゲラもなくして手持ち雑誌を提供させていただいた作品ですのでかなりレアだと思います。

ちなみに飲み会付きのコースについては内田は下戸でありソフトドリンクオンリー、というわけでもしかしたら安上がりかもしれません。
但し赤松先生がどのくらい飲まれるかは不明。


淋しい結果にならないように祈りつつ、皆様のご応募お待ちしております。
良くも悪くもなかなか読めない(泣)内田の作品に触れる機会でございます。
是非是非ご検討くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。


おすすめぼーい
JコミFANディング・おすすめおにいさん

2012年11月21日

DAY IN, DAY OUT ・公開中

『DAY IN, DAY OUT』(全2巻)がJコミさまにて公開されました。
リンクはこちらから→『DAY IN, DAY OUT』

朝日ソノラマ時代の連載作品ですね。
描きたいドラマのイメージががつんがつんあって、つんのめりながら描いていたように思います。

私の場合初期から現在に至るまで、出来上がったネームを黙って編集さんに渡し、まんま受け入れて頂くというパターンで殆どの作品を作ってきましたから、(編集さんにご迷惑をお掛けしまくったことも忘れておりません;;)どれも内田の構成要素が判りやすく滲み出ているのではないかと思います。

良くも悪くも「かくあれ」と思う何かを例外なく其処に埋め込もうとしている自分。
ヘタクソな描き損ねも、うまいことツボに嵌まった言葉も、ひとりよがりな表現も。
絵柄は違っても初期から今に至るまで、根底は変わらないものだと再認識するわけです。

で、『DAY IN, DAY OUT』
改めてめくってみたらば。
今見ると恥ずかしい。
うーん恥ずかしい。
自分のに限って起こるこの感覚は避けられません。
未熟だったりやり過ぎな自分を剥き出しで見るのは赤面ものですから。

しかしどんなに恥ずかしくても自分の作品が好きで、多くのかたに読んで頂いたことを思うのです。
すると何処かで誰かと共有しているという感覚に出会ってゾクゾクします。
初読みのかたにはまた別の風味で。
そして当時読んだ!というかたは再び頁をめくって、あのときの感覚を共にして頂けたなら幸いです。

こんなとこにめね田状の何かが


こんなとこに赤々丸のタイトルが(この時タイトルだけ思い付いてた)

2012年11月1日

ナイフと封筒・公開中


『ナイフと封筒』がJコミさまにて公開されました。
リンクはこちらから→『ナイフと封筒』
皆さま是非とも読んでみてくださいね。


良治郎には猫たちなど赤々丸の原点になる猫キャラも出てまいります。
出てくるラーメンは太麺。
当時誰かに「うどん!?」と問われたことがあり、おかげさまでこれだけは死ぬまで忘れずにいられることでしょう。

少年探偵団は実は4ページありまして、ペン入れまで至らなかった下絵が今でも残っています。
何故左起こしかというと、スターログに掲載されるはずのお話が描いている途中で立ち消えたからでした。
それがアニメックに掲載されることになった時点で2頁になった次第です。
残りの2頁を足して4頁あってこその空想バカ漫画じゃないかと思うわけですがまあそれは自分だけの1票です。


そしてなんでか忘れましたが「アヒルのいる海を背景にして」の表紙絵でどなたかに封筒を作っていただきまして、それが今でも引き出しの中にあるのでした ↓
アヒルの居る海を背景にして…の封筒




おまけ。
先日公開された『百万人の数学変格活用』ですが、久し振りに八居健巳を。
まだ読まれていない方はこちらの作品も是非ご覧くださいませ。

2012年10月12日

百万人の数学変格活用・公開中












『百万人の数学変格活用』がJコミさまにて公開されました。
リンクはこちらから→『百万人の数学変格活用』

おそろしや内田の初めての単行本です。
どんなに時間が経ってもあの時こうしていた、こう描いていたという記憶は残っているもので記憶力があやしい私ののうみそにもそこそこしっかり刻まれております。

昔って何だろう。
あらゆるディティールは古びていくものの、人間の内側に共有出来るものはおそらく時間の隔たりとは無関係に『いま』に現れることが出来るのだな、きっとね。

一旦過去を過去と位置づけてからもう一度思い直す機会を得て、作って来たものは時間軸の通りに単純に過ぎ去ってゆくものではないと考えるようになったそれから…過ぎ去る事への恐怖や痛みは緩和された、そんな感じです。

それはともかくスポークホイールね。
めんどくさかったです。

2012年9月2日

BOOMTOWN・最後の16頁を公開


Jコミさまにて『BOOMTOWN』最後の16頁がついに公開されました。

『TRIP.30/ジミーとハーディ、旅に出て騙される』
当時の未収録分が公開され、これでやっと「続きはどうしたと言われるための完璧な状態」になりました(笑)

以前読まれたことがあるかたも、是非改めて読んでみてください。


ところで最後のエピソードに出てきた番外お馴染み準レギュラーのジミーとハーディの女装は、のちの『放浪の双生児』のモデルになっています。
『放浪の双生児』を読んでくださった方には雰囲気を解っていただけるでしょうか。

『TRIP.20.5.5 運命の悪戯は誰の不幸を招いたか?』より


2012年8月10日

BOOMTOWN公開中

Jコミさまにて『BOOMTOWN』全4巻分が8月9日から無料配信されています。

リンクはこちらから→『BOOMTOWN』

この作品は竹書房『コミックガンマ』にて連載されましたが廃刊に伴い続きを描くことが叶わなくなりました。


『BOOMTOWN』は私にとってかなり思い入れのある作品です。
作品が完結していないことで、むしろ燃え尽き感を覚えることもないままに精神的に「継続」してきた世界でもあります。
未完といっても基本的には一話完結の作品ですので安心してご覧いただけるかと思います。
連載当時のガンマ或いは単行本で読んでくださったかたも、まだ眼にしたことがないかたも是非読んでみてください。


ちなみに単行本では永遠に直ることのなかった第2巻目のTRIP.12のタイトルをJコミさまに修正していただきました。
18年も経ってやっと正しいタイトルになったよー!という気持ち。
当時交換等でお手を煩わせた第3巻の乱丁も勿論正しい順番になっています。

表紙の処理やピンナップを除けば、デジタルによる色処理を本格的に行ったのが第2巻のTRIP8.5から。
線画をスキャンしPhotoshop2.0を使い、チャンネルのみで画像処理をしていたその場面が昨日のことのように思い出されて恐ろしいやら懐かしいやら。


少しでも多くのかたに読んでいただけますように。

2012年7月17日

暑中でお見舞い。

なにかこう誤魔化しようもないほど暑い夏です。
皆さま程良くお身体を冷やして出来るだけ快適に過ごされますように。

2012年5月7日

『少年探偵団』通販開始しました


5/5コミティア100にて頒布いたしました薄い本・『少年探偵団』の通販が始まりました。
薄いけど熱い食い意地を描いて遂に洋食篇決着。
是非とも手に取ってご覧下さい。

とらのあなにて、下のリンクから。
『少年探偵団』商品ページ

どうぞよろしくお願いいたします。


2012年5月1日

柔らかい化智気苦労、コミティア100に参加予定

新作・化智先生フェルト出来ました。
全身作ろうと思ったら思ったよりデカくなってフェルトのみならず根性を含めアレコレ足りないという事態に陥ったため、腰から上の人になっております。

コミティア100では化智とめね田が出張参加。
ペーパーラリー用の自家製日の丸弁当チラシも用意してお待ちしております。
新刊『少年探偵団』詳細は4/15の記事をご覧下さい。

5月5日・スペース【な46b】
何卒よろしくお願い致します。

この人も倒れそうになりながらお出迎え


2012年4月15日

コミティア100参加情報

今回は新刊「少年探偵団」を持ってまいります。
グダグダweb連載がついに完結。

A5版・web掲載分収録+新規描き下ろし7p、表紙他モノクロイラスト/
単行本未収録の読み切りエピソード4pを収録。
内田の元祖食い意地漫画です。
どうかまとめて読んでやって下さい。

5月5日・スペース【な46b】にてお待ちしております。

「少年探偵団」表紙はコレ

2012年4月3日

コミティア100・サークルカット

コミティア100参加します。
スペースは【な46b】ちょー端っこにいますの予定。
よろしくお願いします。
























2012年2月18日

やわらかいめね田おたべ

羊毛フェルトでめね田おたべを作りました。 芯なしで一応立ってます。
食欲がない人はコレを飾るといいような、全部横取りされてもっと痩せるような、そんな作品になりました。
写真はclickすると大きくなります。





2012年2月13日

『宇宙の未来はグリーンだ』通販開始しました

2/5コミティア99にて頒布されました薄い本・『宇宙の未来はグリーンだ』の通販が本日から始まりました。
読んであげようかななどと頭に浮かんだかた、そうでないかたもぜひぜひお求めくださいませ。

とらのあなにて、下のリンクから。
『宇宙の未来はグリーンだ』商品ページ

どうぞよろしくお願いいたします。

2012年1月20日

コミティア99参加情報

2月5日/コミティア99
【あおあしかつをどり工房:つ15a】にて頒布予定
『宇宙の未来はグリーンだ』


単行本未収録のショートシリーズ『宇宙の未来はグリーンだ』をまとめました。
新作エピソード3p、描き下ろし表紙絵を入れて40pほどの薄い本になる予定。
元々カラー頁が多い作品だったのでそれを活かすべく冒頭にカラー4p入ってますの予定。

この作品は雑誌掲載時にもあまり眼にされていない方も多いかと存じます。
お買い求め頂けると大変嬉しいです&助かります。
なにとぞよろしくお願いいたします。


現地ではこやまけいこ先生がお隣にいらして可愛くて素敵な作品を出品されます。
私は前回の本『ストレンジヘッズ』も合わせて持って行くの予定。
こちらも入手されていない方、よろしかったら買ってやってください〜。
                  この絵が目印↓
『宇宙の未来はグリーンだ』表紙なんだ予定


2012年1月12日

コミティア99サークルカット


2月5日のコミティア99は【あおあしかつをどり工房:つ15a】でよろしくお願いします。
カットは頒布予定の本とは関係ありやせん(汗)


2012年1月1日

明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします。