2012年11月21日

DAY IN, DAY OUT ・公開中

『DAY IN, DAY OUT』(全2巻)がJコミさまにて公開されました。
リンクはこちらから→『DAY IN, DAY OUT』

朝日ソノラマ時代の連載作品ですね。
描きたいドラマのイメージががつんがつんあって、つんのめりながら描いていたように思います。

私の場合初期から現在に至るまで、出来上がったネームを黙って編集さんに渡し、まんま受け入れて頂くというパターンで殆どの作品を作ってきましたから、(編集さんにご迷惑をお掛けしまくったことも忘れておりません;;)どれも内田の構成要素が判りやすく滲み出ているのではないかと思います。

良くも悪くも「かくあれ」と思う何かを例外なく其処に埋め込もうとしている自分。
ヘタクソな描き損ねも、うまいことツボに嵌まった言葉も、ひとりよがりな表現も。
絵柄は違っても初期から今に至るまで、根底は変わらないものだと再認識するわけです。

で、『DAY IN, DAY OUT』
改めてめくってみたらば。
今見ると恥ずかしい。
うーん恥ずかしい。
自分のに限って起こるこの感覚は避けられません。
未熟だったりやり過ぎな自分を剥き出しで見るのは赤面ものですから。

しかしどんなに恥ずかしくても自分の作品が好きで、多くのかたに読んで頂いたことを思うのです。
すると何処かで誰かと共有しているという感覚に出会ってゾクゾクします。
初読みのかたにはまた別の風味で。
そして当時読んだ!というかたは再び頁をめくって、あのときの感覚を共にして頂けたなら幸いです。

こんなとこにめね田状の何かが


こんなとこに赤々丸のタイトルが(この時タイトルだけ思い付いてた)

2012年11月1日

ナイフと封筒・公開中


『ナイフと封筒』がJコミさまにて公開されました。
リンクはこちらから→『ナイフと封筒』
皆さま是非とも読んでみてくださいね。


良治郎には猫たちなど赤々丸の原点になる猫キャラも出てまいります。
出てくるラーメンは太麺。
当時誰かに「うどん!?」と問われたことがあり、おかげさまでこれだけは死ぬまで忘れずにいられることでしょう。

少年探偵団は実は4ページありまして、ペン入れまで至らなかった下絵が今でも残っています。
何故左起こしかというと、スターログに掲載されるはずのお話が描いている途中で立ち消えたからでした。
それがアニメックに掲載されることになった時点で2頁になった次第です。
残りの2頁を足して4頁あってこその空想バカ漫画じゃないかと思うわけですがまあそれは自分だけの1票です。


そしてなんでか忘れましたが「アヒルのいる海を背景にして」の表紙絵でどなたかに封筒を作っていただきまして、それが今でも引き出しの中にあるのでした ↓
アヒルの居る海を背景にして…の封筒




おまけ。
先日公開された『百万人の数学変格活用』ですが、久し振りに八居健巳を。
まだ読まれていない方はこちらの作品も是非ご覧くださいませ。